便秘とは何か?
便秘とは何か?
食べたもの便として出るまでの流れとして胃で消化され、小腸で栄養が
吸収され、大腸で便になり、肛門から外へ排出されます。
このサイクルが順調にくり返されていれば便秘にはなりません。
便秘とは、便が腸にたまって、体外に排出されにくい状態のことを
いいます。
正常な排便の回数は、1日に2から3回、2、3日に1回だとされて
います。
しかし、これ以上の期間、排便がなくても、本人に何の苦痛もなく、
適度なかたさの便がスムーズに排出されるのなら便秘ではありません。
逆に、毎日排便があっても、排出が困難で便の量が非常に少なく
残便感があるときは便秘といえます。
便秘を根本的に治すために、まず排便のしくみを確認しましょう。
①朝、目ざめると同時に、大腸からの指令により腸が動き出します。
②胃に食物が入ると胃が動き始め、胃が動き始めると結腸に刺激が伝わり、
腸が動き出します。これを、胃・結腸反射といいます。
③直腸に便がたまり始めると、刺激が結腸に伝わり、腸のぜん動運動が
促されます。
④直腸に便がたまると、直腸から仙髄に便がたまったことを知らせる
シグナルが送られ、仙髄が大脳に伝え、大脳から排便の指示が直腸に
送られて排便という行為があります。
このように、排便のしくみは、かなり複雑でデリケートになっています。
とくに、②の胃・結腸反射が一番強いのは朝食後10から15分です。
ふつうは、その時間帯に便意を催します。
ところが、忙しい現代日本人は、朝食もそこそこに、あわただしく
会祉や学校へ出かけてしまうので、胃・結腸反射が非常に
弱くなっています。
また、便意がおきてもトイレをがまんして急いで出かけたり、主婦なら、
家族を送り出してからゆっくりいこうと思っているうちに
便意が消えてしまったりします。